治ることに対する考え方

『痛みを感じない=治る』ではない

症状はなぜ起こるのか?

症状は治癒力の現れです。頭痛、肩こり、腰痛などの症状は、身体に不調が起きていて、自身の持つ治癒力が治そうとするときに発生します。ですので症状を取ってはいけません。不調が改善されれば、症状は自ずと消失します。

分かり易い身近な例を申し上げますと、風邪を引いたときに発熱するのは、体内に侵入した細菌に対して治癒力が働いているからです。ですから通常の風邪であれば、水分を十分に取り、安静にしていれば、後は治癒力が治してくれます。

また、風邪の話で少し余談を申し上げますと、高齢者がインフルエンザなどに感染しても、症状が出ない場合がありますが、それは身体が強いから症状が出ないのではなく、治癒力が低下しきっている状態で、症状を出す余力がない、危険な状態です。

症状を『おじゃま虫』と捉えてむやみに消そうとするのは、自身の身体に対する冒涜であり、生命を軽んじる行為です。症状は必要な時に現れて、用が済めば自ずと消えます。

繰り返しにはなりますが、症状は治癒力の現れであり、それらをむやみに消すことは危険です。一過性の症状であれば、そのままにしていれば自然と治まります。

一方、症状が数日持続するもの、また既に数年単位の慢性化した症状がある場合は、治癒力そのものが低下していますので注意が必要です。

どういうときに治療を受けるのか?

前節で申し上げました通り、症状は自身の治癒力の現れですが、数日にわたって続く症状、慢性化した症状がある場合は、治癒力自体が低下しているので、治療を受けましょう。

何回で治るのか?

治療の目的は低下した治癒力を元に戻す事ですので、治癒力の低下の度合いによって変わります。
一度や二度で改善する人もいれば、10回以上通ってやっと改善の兆しが見えるという人もいます。

治る早さに影響する要素

・痛みが出てからの期間

発生したばかりの症状であれば、比較的早く改善が見込まれます。慢性化した症状は、原因も奥深くに隠れてしまっているので、治療するのもそれ相当の時間を要します。

・生活習慣、普段のクセ、睡眠不足

頬杖、脚・腕組み、膝組みなどのクセを止めない、十分な睡眠をとらない、食習慣を改めないなど、生活習慣により、症状が治りづらくなっている可能性があります。習慣を変えるだけでも、症状が改善されることがあります。お試しください。

回数ではなく、方向性で捉える

1回でも治療を受ければ、体は全体的に変化します。重要なのは変化に気づき、常に自身の身体の状態に耳を傾けることです。他人任せでは、良い治療効果は得られません。